かしてつ応援団の結成会議のようす 2002年7月25日

  

 茨城新聞・7月24日の記事       茨城新聞・7月27日の記事

7月25日の結成にあたって、発表したアピール

鹿島鉄道存続のために、ご支援・ご協力を
 7月25日に沿線の中学校・高校9校の生徒会が集まって、鹿島鉄道に関する問題や対策などについて話し合いました。「鹿島鉄道を存続させて欲しい」「そのために公的支援をお願いしたい」ことで一致しました。各校ごとにできること、沿線の中高生徒会全体でできる事を話し合い、署名運動をすること、関心をもってもらうためのイベントを行うことが決まりました。また、各校生徒会の連絡機関として、鹿島鉄道沿線中高生徒会連絡会、「かしてつ(鹿鉄)応援団」を結成しました。
 「かしてつ応援団」の活動の第1歩として、鹿島鉄道の関係者に向けてこのアピールを作成しましたので、存続のためにご支援・ご協力をお願いします。
○ 県民のみなさんへ
  今年80周年を迎えた鹿島鉄道は歴史ある鉄道で、、古くから沿線住民に愛されてきました。 しかし、現在そのかしてつ(沿線の中高生が使っている鹿島鉄道の略称)が危機にあります。 ぜひ、みなさんのご支援をお願いします。また、支援の意味で一度、鉄道の沿線市町村に鉄道 を使って訪れてみてはいかがでしょうか
○ 沿線住民のみなさんへ
  私達の大切な移動手段が無くなってしまうかも知れないので、住民の皆様の税金を使わせて 頂くことをぜひ頂きたいと思います。また沿線住民の皆様もなるべく鹿島鉄道を利用して下さ るようお願い致します。
○ 沿線に住む中学生・高校生のみなさんへ
  みなさんが通学の足として使っている鹿島鉄道がなくなろうとしています。このままで良い のでしょうか?みんなでなくならないように応援しましょう。
○ 沿線に住む中学生・高校生の父母のみなさんへ
  通学の足を守るために、一緒に行動をしていただけないでしょうか。PTAで「公的支援を 求める要望」を沿線自治体などに出していただけないでしょうか。また、みなさんの通勤場所 が鉾田や石岡方面ならば、たまには鹿島鉄道を利用してはいかがでしょうか。
○ 茨城県知事さんへ
私達の足、かしてつ(鹿島鉄道)が廃線にならないように、支援をお願いします。鹿島鉄道 は利用者が減少して困っています。固定利用者を増やすために、気動車の利用者には手当を出 すなどの呼びかけを、企業や県職員にしてもらえないでしょうか。
○ 沿線の市長・町長・村長さんへ 
  今、鹿島鉄道の経営状態が危ぶまれています。鉄道が走っている所は景色のよい場所がたく さんあります。そんな鉄道がなくなるとはどういうことでしょうか。是非、力をお貸し下さい。
○ 今回の会議に参加されなかった生徒会のみなさんへ   
7月25日に「鹿島鉄道問題に関する生徒会連絡会議」が行われました。話し合いでは鹿島 鉄道を存続させるために様々な意見が出されました。そこで、今回参加できなかった生徒会の みなさんもぜひ参加していただき、沿線の中学校、高校の生徒会でできることは何かについて、 一緒に考えていきましょう。よろしくお願いします。
○ 鹿島鉄道さんへ
  9校の学校が集まって、かしてつ(鹿鉄)応援団を作りました。現在、鹿島鉄道を利用する 人は多く、無くなっては困る人がたくさんいます。その為にも鹿島鉄道さんと一緒に話し合い をしながら対策を立てていきたいと思います。 
                  2002年7月25日
             「かしてつ(鹿鉄)応援団」(鹿島鉄道沿線中高生徒会連絡会)

「かしてつ応援団」の結成に参加した学校
   高 校 :  石岡商、八郷、玉造工、鉾田一、小川
   中学校 :  玉造、鉾田南、鉾田北

 「かしてつ応援団」事務局 : 小川高校生徒会

 「かしてつ(鹿鉄)応援団」申し合わせ事項
1 目 的
   鹿島鉄道の存続のために、さまざまな活動を行う
2 参加条件
   鹿島鉄道沿線または鹿島鉄道の利用者のいる、中学校と高校の生徒会
3 名 称 
  「かしてつ応援団」または「鹿島鉄道沿線中高生徒会連絡会」とする。
4 活動内容
   参加している各学校で創意工夫して活動する。連絡会全体でもイベントなどを行う。
5 予 算
   会費は集めない。必要な場合はそのつど考える。
6 事務局
   小川高校生徒会が担当する。

7月25日の連絡会議の様子 

  
   

 会議の内容
 参加者は生徒が8校22人、顧問教師が6校8人でした。
○ 小川高校生徒会長(鈴木貴宏くん)の挨拶
    自分も鹿島鉄道を毎日利用している。鹿島鉄道のために何かやりたいと思う。この場で意見を出して欲   しい。
1 鹿島鉄道の現状について
   小川高校生徒会顧問の栗又先生から10分程度の説明があった。鹿島鉄道の歴史や現在の  様子など。

2 鹿島鉄道についての各校生徒会の意見交換
 小  川: アンケートなどをやっている。
 鉾田一: 85人が通学に利用している。無くなっては困る。
 玉造工: 原付での通学がほとんどで、鹿鉄利用者は35人くらい。
 石岡商: 全校の約8割が利用。東田中の駅でクリーン作戦をやっている。高校生のマナー     が悪いので、対策を考え中。
 八 郷: 利用者はほとんどいないので関心は薄いが、バスのことも同じ関鉄として考えてい     きたい。
 鉾田北: 受験の時、たくさんのとこに高校見学に行くが、その際、鹿鉄を利用する人がいる     から、なくなっては困る。
 鉾田南: 沿線に住む生徒の半分くらいが利用している。
 玉 造: 沿線の高校に進学する人が多いので、なくなるとこの先、困る。昔からある鹿鉄を     なくしたくない。
 
3 鹿島鉄道のために中学・高校の生徒会でできること
 ・ 署名活動をする。東京都内に行くために必要だから、PRをする。
 ・ 今、危機だということを生徒や父母に文書を配って伝えたい。署名活動をする。
 ・ 小川高校でやったヘッドマークづくりや七夕飾りなど、行動で示したい。
 ・ 9月に行われる文化祭で、PRしたい。
 ・ 利用者を増やすために、いろいろと呼びかけたい。通勤に使うような呼びかけも。
 ・ 校内で話し合いをする。看板、ポスター、チラシ、HPで宣伝をする。
 ・ 広く知ってもらうようにTVとかに出るようにする。
 (1) 存続のためにできること
  〈各学校でできること〉
  ・ 親を含めた話し合い。署名活動。ヘッドマークづくり。文化祭でPR。
  ・ 部活の試合の時にマイクロバスでなく鹿島鉄道を使うようにする。
 〈全体できること〉
  ・ 署名活動。 → 生徒会全体で署名活動を行うことに決まる。
  ・ 駅のクリーン活動。PTAにも頼む。
  ・ 石岡地区六校(高校)生徒会交歓会で取り上げる。
 (2) 関心をもってもらうためにできること
  〈各学校でできること〉
  ・ 文化祭などで紹介する。  ・ 現状を校内で伝える。
  ・チラシ、ポスターをつくって配る。
  ・ キャラクターなどを募集する。
  〈全体でできること〉
  ・絵や写真などの展覧会。  ・鹿島鉄道新聞の発行  ・共同でHPをつくる。
  ・ポスターの作成  ・写生会の絵の展示  ・キャラクター募集
 (3) 利用者を増やすためにできること
  〈各学校でできること〉
  ・昼休みの放送などで訴える  
  ・学校新聞などで鹿島鉄道のよいところを良いところを紹介する。
  ・保護者にチラシを配る  ・自動車通勤の先生や車の送迎の生徒に利用をよびかける。
  〈全体でできること〉
  ・石岡のいいところを宣伝する  
  ・駅などでイベントを行う。キャラクターー列車、芸能人を呼ぶ。
  ・1日無料デーをつくる  ・会社も努力する   ・運賃を安くする

4 鹿島鉄道沿線中高生徒会連絡会の結成
   参加した8校で結成することになりました。これから未参加の学校にも参加を呼びかけま  す。
  愛称を「かしてつ(鹿鉄)応援団」とすることになりました。
5 アピール文の作成
 上に掲載したようなアピール文を作成し、関係機関に送付しました。